2013年11月15日
霧氷の桧塚 宮の谷から周遊
桧塚奥峰に行きたくて、三重県側の宮の谷からスタートしました。東吉野、大又からは登山道通行止めが続いているもので。
以前にも行ったことのあるルートで、その時は新緑の季節。今回は紅葉目当てに行ったつもりでしたが・・・・
5時に宮の谷Pを出発。ヘッデンの明かりを頼りに歩く。ふと木の上を見上げると「ムササビ」?キラッと二つの目が光った。
ヌタハラ林道まで1時間かかる。鹿があちこちにいた。

ヌタハラ林道から登山口まで林業用の道を行きます。

紅葉が素晴らしく、山全体が色づいています。蓮ダム周辺も紅葉は見頃でした

以前行ったときは林道が崩落して苦労しましたが、今回は修復されておりラッキー。これで、放置車「プレジデント」も下に降りてるだろうと思ってたらまだあった・・・。持ち主は回収しないのか。

霜が降りている。車後部をみたら、なんと落石でガラスが・・・。って落石じゃなく人為的ですよね?

ヌタハラ林道から登山口まで1時間かかりました。ここから登山道。林道はSUV車ならここまであがってこれるかもしれん。
登山届のポストがあります。

ここから桧塚から東に延びる尾根まで急登が始まります。落ち葉で滑りやすいけど、落ち葉を踏む音が心地よい


桧塚、ヌタハラへの分岐地点に8時到着。ここらへんの紅葉は終わってた。替わりに残雪がある

ここから桧塚まで緩やかな登り。だんだんと雪景色に変わってきた。私もだんだんとテンションがあがってきた。伊吹山で霧氷が観測されたとニュースであったから、ここでも見れるやもしれん。期待に胸を膨らませました

桧塚に近づくと霧氷の木々が
。11月中旬に台高山脈で見れるなんて、初めてかもしれないです。思わず声をあげた

何回もシャッターを押す。感激!

桧塚~奥峰までが最高に良かった



大きなエビのシッポ。ここまで成長するなんて、思ってもみなかった

桧塚奥峰に9時ごろ到着。宮の谷から4時間かかりました。

ただゆっくりしていられない。これからまだ6時間行程が残っている。主稜線にでて南下し、池木屋山手前の「霧降山」から下降しなくてはならない。行動食をとって、台高山脈主稜線を目指します。雪景色は綺麗だけど、ルートが分かりにくくなり、判官平付近で少し迷う。霧氷は気温の上昇につれ、儚くハラハラちっていく。その氷の塊が頭にあたりまくり痛かった。
主稜線付近の霧氷もすばらしい。
純白の木々のアーチにぬけのいい青空。美しすぎる!

大峯方面はあまり白くなっていないような。やはりここだけなのか?

ここから主稜線を南下します。雪で滑りやすく細いリッジでは神経をすり減らす。チェーンスパイクを持ってこればよかったよ

お手製の案内看板が安心を提供してくれます。雪で踏み跡わからないし

千石山からは90度南に折れて急斜面を下るのだが、うっかりしてそのまま東に進んでしまった。あぶないあぶない。引き返して、滑りやすい斜面を下ります。

11時半:千石山キャンプ適地にて、水の補給。ここは稜線に近くて貴重な水場。デリオスで浄水して、ジェットボイルで煮沸し、サーモスの「山専用ボトル」にいれます。もちろん、浄水器を使ってそのまま冷たい水を飲む。とてもおいしい。浄水器があると安心して水が飲める。ただ厳冬季はフィルター部が凍るので役に立ちませんが・・・

補給し準備を整えて、後半のハイライト「赤嵓山」を目指します。てっぺんはうっすら白い。赤嵓山頂上は石楠花の群落で、木の枝が登山道をふさいで狭くザックに引っ掛かって歩きにくい。

振り返って千石山方面

奥ノ平峰を通過し、宮の谷への下降地点「霧降山」に13時過ぎに着いた。この時点で疲労が蓄積しているが、あと2時間激下りがまっている。靴の紐をきつくしめなおす。
あとちょっとで池木屋山のところ


支度をして、下降開始。木を掴んで降りていきます。ふと地面に目をやると、小っちゃいリンゴのような実が。何の実だろ?

青空平を通過。ここは緊急時のヘリポート。 分かりづらいですけど、大きな倒木の右側に登山道があります。

延々と続くくだり・・。膝への疲労度半端ない。鹿除けネットまでまだかまだかと、ぼやきながら進む。15時にようやくたどり着いて一安心した。眼下に林道も見える。

ネットの入り口の紐を解き中に入る。ここから切り株の置石を目印にジグザグ降りていくだけ

しかし、背丈ほどの雑草に覆われて道が分かりづらく、置石も発見できない。ルートが分からないし、もう日も傾いているので、そう時間もない。なので、作業用のモノレールにそって下って行くことにした。急な下りだが、一番確実。

モノレール上にある、ゲートをいくつか開けて閉めてを繰りかえす。ようやく下が見えてきた

林道のすぐ上の、ガレた沢から下りアスファルト道にでた。ここから車まで戻る。ようやく自分の車を見ることができて、安心したと同時にどっと疲れだでてきた。膝もガクガク

喉がメッチャ乾いていたので、ペットボトルのお茶を一気に飲み干した。
帰りは香肌峡温泉「スメール」に立ち寄り、汗を流しました
以上、久々に焦った登山でした
以前にも行ったことのあるルートで、その時は新緑の季節。今回は紅葉目当てに行ったつもりでしたが・・・・
5時に宮の谷Pを出発。ヘッデンの明かりを頼りに歩く。ふと木の上を見上げると「ムササビ」?キラッと二つの目が光った。
ヌタハラ林道まで1時間かかる。鹿があちこちにいた。
ヌタハラ林道から登山口まで林業用の道を行きます。
紅葉が素晴らしく、山全体が色づいています。蓮ダム周辺も紅葉は見頃でした
以前行ったときは林道が崩落して苦労しましたが、今回は修復されておりラッキー。これで、放置車「プレジデント」も下に降りてるだろうと思ってたらまだあった・・・。持ち主は回収しないのか。
霜が降りている。車後部をみたら、なんと落石でガラスが・・・。って落石じゃなく人為的ですよね?
ヌタハラ林道から登山口まで1時間かかりました。ここから登山道。林道はSUV車ならここまであがってこれるかもしれん。
登山届のポストがあります。
ここから桧塚から東に延びる尾根まで急登が始まります。落ち葉で滑りやすいけど、落ち葉を踏む音が心地よい
桧塚、ヌタハラへの分岐地点に8時到着。ここらへんの紅葉は終わってた。替わりに残雪がある
ここから桧塚まで緩やかな登り。だんだんと雪景色に変わってきた。私もだんだんとテンションがあがってきた。伊吹山で霧氷が観測されたとニュースであったから、ここでも見れるやもしれん。期待に胸を膨らませました
桧塚に近づくと霧氷の木々が

何回もシャッターを押す。感激!
桧塚~奥峰までが最高に良かった
大きなエビのシッポ。ここまで成長するなんて、思ってもみなかった
桧塚奥峰に9時ごろ到着。宮の谷から4時間かかりました。
ただゆっくりしていられない。これからまだ6時間行程が残っている。主稜線にでて南下し、池木屋山手前の「霧降山」から下降しなくてはならない。行動食をとって、台高山脈主稜線を目指します。雪景色は綺麗だけど、ルートが分かりにくくなり、判官平付近で少し迷う。霧氷は気温の上昇につれ、儚くハラハラちっていく。その氷の塊が頭にあたりまくり痛かった。
主稜線付近の霧氷もすばらしい。
純白の木々のアーチにぬけのいい青空。美しすぎる!
大峯方面はあまり白くなっていないような。やはりここだけなのか?
ここから主稜線を南下します。雪で滑りやすく細いリッジでは神経をすり減らす。チェーンスパイクを持ってこればよかったよ
お手製の案内看板が安心を提供してくれます。雪で踏み跡わからないし
千石山からは90度南に折れて急斜面を下るのだが、うっかりしてそのまま東に進んでしまった。あぶないあぶない。引き返して、滑りやすい斜面を下ります。
11時半:千石山キャンプ適地にて、水の補給。ここは稜線に近くて貴重な水場。デリオスで浄水して、ジェットボイルで煮沸し、サーモスの「山専用ボトル」にいれます。もちろん、浄水器を使ってそのまま冷たい水を飲む。とてもおいしい。浄水器があると安心して水が飲める。ただ厳冬季はフィルター部が凍るので役に立ちませんが・・・
補給し準備を整えて、後半のハイライト「赤嵓山」を目指します。てっぺんはうっすら白い。赤嵓山頂上は石楠花の群落で、木の枝が登山道をふさいで狭くザックに引っ掛かって歩きにくい。
振り返って千石山方面
奥ノ平峰を通過し、宮の谷への下降地点「霧降山」に13時過ぎに着いた。この時点で疲労が蓄積しているが、あと2時間激下りがまっている。靴の紐をきつくしめなおす。
あとちょっとで池木屋山のところ
支度をして、下降開始。木を掴んで降りていきます。ふと地面に目をやると、小っちゃいリンゴのような実が。何の実だろ?
青空平を通過。ここは緊急時のヘリポート。 分かりづらいですけど、大きな倒木の右側に登山道があります。
延々と続くくだり・・。膝への疲労度半端ない。鹿除けネットまでまだかまだかと、ぼやきながら進む。15時にようやくたどり着いて一安心した。眼下に林道も見える。
ネットの入り口の紐を解き中に入る。ここから切り株の置石を目印にジグザグ降りていくだけ
しかし、背丈ほどの雑草に覆われて道が分かりづらく、置石も発見できない。ルートが分からないし、もう日も傾いているので、そう時間もない。なので、作業用のモノレールにそって下って行くことにした。急な下りだが、一番確実。
モノレール上にある、ゲートをいくつか開けて閉めてを繰りかえす。ようやく下が見えてきた
林道のすぐ上の、ガレた沢から下りアスファルト道にでた。ここから車まで戻る。ようやく自分の車を見ることができて、安心したと同時にどっと疲れだでてきた。膝もガクガク
喉がメッチャ乾いていたので、ペットボトルのお茶を一気に飲み干した。
帰りは香肌峡温泉「スメール」に立ち寄り、汗を流しました
以上、久々に焦った登山でした
大峯奥駈道 テント泊縦走 最終日
大峯奥駈道 テント泊縦走 2日目
大峯奥駈道 テント泊縦走 初日
孫太尾根の草木新道について
台高のお山を周回したかったんだが・・・敗退
三重県 分県登山ガイド最後のお山へ
大峯奥駈道 テント泊縦走 2日目
大峯奥駈道 テント泊縦走 初日
孫太尾根の草木新道について
台高のお山を周回したかったんだが・・・敗退
三重県 分県登山ガイド最後のお山へ
Posted by myouzin1432 at 09:52│Comments(2)
│登山
この記事へのコメント
11月の霧氷とはいいですね。
先日買ったチェ-ンアイゼン、残念です、又使って使用感をレポ-トよろしく。
これからの時期、ル-トに余裕を持たないと、夕暮れが早く焦りますね。
先日買ったチェ-ンアイゼン、残念です、又使って使用感をレポ-トよろしく。
これからの時期、ル-トに余裕を持たないと、夕暮れが早く焦りますね。
Posted by 紀州のカモシカ at 2013年11月15日 14:34
カモシカさん、どうもです
せっかく買ったチェーンスパイクを使える絶好の機会だったのですが、雪はそんなにないだろうと、高をくくっていました。
次に使う機会がありましたら、リポートします
日が傾く時間が本当に早まりましたね。もう一時間早く出発すればよかったと思いました。
せっかく買ったチェーンスパイクを使える絶好の機会だったのですが、雪はそんなにないだろうと、高をくくっていました。
次に使う機会がありましたら、リポートします
日が傾く時間が本当に早まりましたね。もう一時間早く出発すればよかったと思いました。
Posted by myouzin1432
at 2013年11月15日 19:27
