2015年06月14日
北八ヶ岳 蓼科~北横岳 お池めぐり DAY1
梅雨の合間の晴れ時に、チャンスと思い北八ヶ岳に行ってまいりました。
スタート地点は蓼科スカイラインにある「大河原峠」にしました。車道が通じる峠で標高2090Mまで行けます。麦草峠と同等ですよ。ここを拠点にしたのは、蓼科山、北横岳とめぐり、点在する池をめぐる計画のためです
出発地点の大河原ヒュッテ 三角屋根がいいですね (5時前) 気温12度くらい

まずは蓼科山を目指す。背の高さほどあるクマザサの中を行きました。朝露で体が濡れてしまいます。

クマザサをぬけてこれから登る蓼科山が見えてきた 諏訪富士とも呼ばれている

蓼科山荘を通過して・・・

蓼科山へは岩石帯の急登です。これが結構急でつらかった

登り切って蓼科山頂ヒュッテを通過したら頂上はもうすぐソコ。矢印に導かれて頂上火口の三角点へ
南八ヶ岳、南アルプス 北アルプス、御嶽山の大パノラマを堪能しました(6時半ごろ)


これから登る北横岳はすぐヨコ!けど一旦下りなければならない・・・きつい登りが待ってる

蓼科山 山頂の火口 広々とした平面 濃霧の時はこわいな・・・ 真ん中らへんに社があります

岩の間にはイワカガミの群落

山頂をあとにして、蓼科山荘にもどります
山桜?

山荘にもどると、小鳥のための餌箱に群がっていました 夫婦なのかな?何という名前なんでしょう?

山荘から北横岳に登るために、天祥寺原に向かいます。狭くて視界の効かない道が続きましたが、天祥寺原の分岐点付近では視界が広がった
天祥寺原から見上げる蓼科山

立ちはだかる北横岳・・・ きつそうだ・・・

と、その前に亀甲池に 静かな森の中の池ですね 透明度は抜群でした

ここで小休止し、北横岳の登りになります いい森の雰囲気だけどテント泊の装備なのでかなりきつい、気温も上がってきて汗ばんできます

ゆっくり休まず登って行き、10時半ごろに北横岳に到着しました。 ここからも絶景を堪能。ロープウェイが近いこともあってたくさんの人が訪れておりました。

蓼科山

出発地点の大河原峠 双子山方面

北横岳南峰より これからいくとんがり屋根の縞枯山荘が見えた

北横岳ヒュッテからすこしそれたところに山上湖の七つ池がありました。が、眼で確認できたのは2つだけ。 溶岩台地の坪庭の散策路を歩き縞枯山荘の分岐点を通過し山荘へ 縞枯現象が見れますね

木道を5分ほど歩くと縞枯山荘に (11時半すぎ)

せっかくなので、信州りんごじゅーすを注文。冷たくてとてもおいしかったですよ
お酒も入り盛り上がっておりましたとさ 三角屋根が良い感じ

ここから縞枯山に登るか登らないか迷った。往復すると今日泊まる双子池ヒュッテ幕営地には16時ごろ到着するだろう。そうするとシェルターを張る場所がなくなってくるのではないか?と思い縞枯山には登らず「雨池」に行くことにしました。北横岳から坪庭に行く途中、テント泊装備を抱えた学生団体にすれ違った。北横岳から北部でテントを張れるところは双子池ヒュッテ幕営地しかないと思うので、彼らより先に到着しなければならないことも計算に入れて。 ☂池峠を通過して、雨池峠分岐点にきました。ここから大石川林道(林道大河原峠線)を北上して双子池ヒュッテに向かう予定でしたが、通行止の立て看板が
げっ!これじゃ双子池に行けないのでは?と思ってましたが、迂回路があるとのこと。ほっと一安心です

迂回路は雨池北岸から伸びて林道と合流して行けるらしい。まずは雨池西岸におりたちました(13時前)

とても大きな池です。静かでここでテント張れれば素晴らしいことですが、幕営禁止とのことです のんびり池を眺めていると、にぎやかな声が。麦草峠からの団体さん。五月蠅くなってきたのでここを去って北岸へ移動。
雨池北岸からの景色 彼方に見える山は丸山・高見石小屋方面かな?

北岸から双子池へのルートを行きます。笹が刈ってあり、目印のピンクテープもあり分かりやすいですが、倒木がたくさんありました。このころから頭痛と、内臓の調子が悪くなってきて、ペースがだんだん落ちてきた。歩みを止めて様子を見るも治まる気配はないので、ゆっくりでもいいから歩くことに。 林道との合流はまだかまだかと頭で何回も唱えながら歩みを進めます。ガーミンで現在地を確認する回数が増える
ようやく林道と合流。安堵から少し座って目を閉じて休憩。す~っと寝てしまいそうで天に召されそうになる。いかん、いかん
深夜に車を飛ばして、車の中で2,3時間仮眠を取っただけなので、疲れがここでぶわっと出てきたようだ。体が休息させようとしている。あと少しで幕営地。頑張りましょう!

林道にあった湧水 これが冷たくてすんごい美味しかった

通行止の大石川林道(林道大河原峠線)と合流

双子池ヒュッテまで伸びている林道を行きます。針葉樹にサルオガセ 霧の多い深山で木に着生する 霧から水分を得ているようだ
霧藻と呼ばれているらしい

双子池ヒュッテに到着(14:30)。このころ頭痛や内臓の調子もよくなり、何ともなくなっていた・・・。なんだったんだあの苦痛は・・・。高山病?
受付でテント泊代金を支払い水の確保へ。双子池の雄池は飲料水として利用されています。そのまま飲んでも大丈夫なようです。水は本当に透明ですが・・・、そのまま飲めても浮遊物は除去できないので(虫の死骸とか浮いてます)なにかで濾過したほうがいいでしょう。水を汲んで幕営地に向かいます。
雄池 飲料専用の池 この池に水を汲みに行くには、所持品は汲むボトルとカメラしかダメとの看板。バックパックやその他の装備品の持ち込みは厳禁だそう

できれば湖畔のロケーションのいいところで張りたいと思っていました。幕営地は雌池の方に。

湖畔に着いて、まずはペグがしっかり刺さるか確認します。持ってきたシェルターは非自立式「ルナーソロ」です。問題なく刺さったのでここに幕営することにしました(あとで確認したら湖畔の半分砂地状態ゆえペグの固定する力は弱いと感じた。強風ならどうなっていただろうと不安はあり)

テントを張りおえると、隣のステラリッジテントの男性にルナーソロの重さを聞かれた。700gと答えるとその軽さに驚かれておりました。
ステラを買ったけど、黄色は虫がたくさんよってくるのが嫌なのだそうな。ヒュッテにビールを買いに行く。ついでに公衆電話はあるか?聞いたけどないとのこと。電波が通じるのは双子山の稜線まで上がらないといけないそうだ。窪地の中なので携帯電波は圏外か・・・。
戻ってみるとテントが湖畔に増えております。隣になんとワタクシのと同メーカーのフロアレスシェルターが
雨具(ポンチョ風)にもなるゲートウッドケープです 軽量で320g!

ボトムはSOLのシートでシュラフ中にいれて使う肉抜きマットを使用していますね。軽量性最優先の装備ですね。快適性は犠牲になります
ちなみにこれを使用しているのは「女性」です。連れの男性はタープで一夜を過ごしました。 ウルトラライトなカップルですね
男性のタープ やっぱり風雨には弱いらしい。特に風で雨が吹き込むとかなりきついそう。シュラフも薄手の化繊で軽量化。濡らさないためと保温性アップのために「SOLのエスケイプヴィヴィ」でブーストしてますね

湖畔のテント場は 展示即売会のような盛況ぶりになっていました
ワタクシもいろいろ質問されました。 と、ふと見るとすれ違った学生の団体がいま到着。テントを張れる場所を探しているようだが、大きなテントを張れる場所はもうないと思う。張ったのか、あきらめて小屋泊にしたのか不明。双子池幕営地は大きなテントには不向きな場所です

シェルターに入り一杯やる。家から500㎜のペットボトルと同量のワインを持ってきました。それにキリンさんが合わさり、飲んで横になったらいつの間にか意識が飛んでおりました

再び起きてから、夕飯のレトルトカレーを食べて池を眺めながら1日目を終了しました

スタート地点は蓼科スカイラインにある「大河原峠」にしました。車道が通じる峠で標高2090Mまで行けます。麦草峠と同等ですよ。ここを拠点にしたのは、蓼科山、北横岳とめぐり、点在する池をめぐる計画のためです

出発地点の大河原ヒュッテ 三角屋根がいいですね (5時前) 気温12度くらい
まずは蓼科山を目指す。背の高さほどあるクマザサの中を行きました。朝露で体が濡れてしまいます。
クマザサをぬけてこれから登る蓼科山が見えてきた 諏訪富士とも呼ばれている
蓼科山荘を通過して・・・
蓼科山へは岩石帯の急登です。これが結構急でつらかった
登り切って蓼科山頂ヒュッテを通過したら頂上はもうすぐソコ。矢印に導かれて頂上火口の三角点へ
南八ヶ岳、南アルプス 北アルプス、御嶽山の大パノラマを堪能しました(6時半ごろ)
これから登る北横岳はすぐヨコ!けど一旦下りなければならない・・・きつい登りが待ってる
蓼科山 山頂の火口 広々とした平面 濃霧の時はこわいな・・・ 真ん中らへんに社があります
岩の間にはイワカガミの群落
山頂をあとにして、蓼科山荘にもどります
山桜?
山荘にもどると、小鳥のための餌箱に群がっていました 夫婦なのかな?何という名前なんでしょう?
山荘から北横岳に登るために、天祥寺原に向かいます。狭くて視界の効かない道が続きましたが、天祥寺原の分岐点付近では視界が広がった
天祥寺原から見上げる蓼科山
立ちはだかる北横岳・・・ きつそうだ・・・
と、その前に亀甲池に 静かな森の中の池ですね 透明度は抜群でした
ここで小休止し、北横岳の登りになります いい森の雰囲気だけどテント泊の装備なのでかなりきつい、気温も上がってきて汗ばんできます
ゆっくり休まず登って行き、10時半ごろに北横岳に到着しました。 ここからも絶景を堪能。ロープウェイが近いこともあってたくさんの人が訪れておりました。
蓼科山
出発地点の大河原峠 双子山方面
北横岳南峰より これからいくとんがり屋根の縞枯山荘が見えた

北横岳ヒュッテからすこしそれたところに山上湖の七つ池がありました。が、眼で確認できたのは2つだけ。 溶岩台地の坪庭の散策路を歩き縞枯山荘の分岐点を通過し山荘へ 縞枯現象が見れますね
木道を5分ほど歩くと縞枯山荘に (11時半すぎ)
せっかくなので、信州りんごじゅーすを注文。冷たくてとてもおいしかったですよ
お酒も入り盛り上がっておりましたとさ 三角屋根が良い感じ
ここから縞枯山に登るか登らないか迷った。往復すると今日泊まる双子池ヒュッテ幕営地には16時ごろ到着するだろう。そうするとシェルターを張る場所がなくなってくるのではないか?と思い縞枯山には登らず「雨池」に行くことにしました。北横岳から坪庭に行く途中、テント泊装備を抱えた学生団体にすれ違った。北横岳から北部でテントを張れるところは双子池ヒュッテ幕営地しかないと思うので、彼らより先に到着しなければならないことも計算に入れて。 ☂池峠を通過して、雨池峠分岐点にきました。ここから大石川林道(林道大河原峠線)を北上して双子池ヒュッテに向かう予定でしたが、通行止の立て看板が

迂回路は雨池北岸から伸びて林道と合流して行けるらしい。まずは雨池西岸におりたちました(13時前)
とても大きな池です。静かでここでテント張れれば素晴らしいことですが、幕営禁止とのことです のんびり池を眺めていると、にぎやかな声が。麦草峠からの団体さん。五月蠅くなってきたのでここを去って北岸へ移動。
雨池北岸からの景色 彼方に見える山は丸山・高見石小屋方面かな?
北岸から双子池へのルートを行きます。笹が刈ってあり、目印のピンクテープもあり分かりやすいですが、倒木がたくさんありました。このころから頭痛と、内臓の調子が悪くなってきて、ペースがだんだん落ちてきた。歩みを止めて様子を見るも治まる気配はないので、ゆっくりでもいいから歩くことに。 林道との合流はまだかまだかと頭で何回も唱えながら歩みを進めます。ガーミンで現在地を確認する回数が増える
ようやく林道と合流。安堵から少し座って目を閉じて休憩。す~っと寝てしまいそうで天に召されそうになる。いかん、いかん

林道にあった湧水 これが冷たくてすんごい美味しかった
通行止の大石川林道(林道大河原峠線)と合流
双子池ヒュッテまで伸びている林道を行きます。針葉樹にサルオガセ 霧の多い深山で木に着生する 霧から水分を得ているようだ
霧藻と呼ばれているらしい
双子池ヒュッテに到着(14:30)。このころ頭痛や内臓の調子もよくなり、何ともなくなっていた・・・。なんだったんだあの苦痛は・・・。高山病?
受付でテント泊代金を支払い水の確保へ。双子池の雄池は飲料水として利用されています。そのまま飲んでも大丈夫なようです。水は本当に透明ですが・・・、そのまま飲めても浮遊物は除去できないので(虫の死骸とか浮いてます)なにかで濾過したほうがいいでしょう。水を汲んで幕営地に向かいます。
雄池 飲料専用の池 この池に水を汲みに行くには、所持品は汲むボトルとカメラしかダメとの看板。バックパックやその他の装備品の持ち込みは厳禁だそう
できれば湖畔のロケーションのいいところで張りたいと思っていました。幕営地は雌池の方に。
湖畔に着いて、まずはペグがしっかり刺さるか確認します。持ってきたシェルターは非自立式「ルナーソロ」です。問題なく刺さったのでここに幕営することにしました(あとで確認したら湖畔の半分砂地状態ゆえペグの固定する力は弱いと感じた。強風ならどうなっていただろうと不安はあり)
テントを張りおえると、隣のステラリッジテントの男性にルナーソロの重さを聞かれた。700gと答えるとその軽さに驚かれておりました。
ステラを買ったけど、黄色は虫がたくさんよってくるのが嫌なのだそうな。ヒュッテにビールを買いに行く。ついでに公衆電話はあるか?聞いたけどないとのこと。電波が通じるのは双子山の稜線まで上がらないといけないそうだ。窪地の中なので携帯電波は圏外か・・・。
戻ってみるとテントが湖畔に増えております。隣になんとワタクシのと同メーカーのフロアレスシェルターが

雨具(ポンチョ風)にもなるゲートウッドケープです 軽量で320g!
ボトムはSOLのシートでシュラフ中にいれて使う肉抜きマットを使用していますね。軽量性最優先の装備ですね。快適性は犠牲になります
ちなみにこれを使用しているのは「女性」です。連れの男性はタープで一夜を過ごしました。 ウルトラライトなカップルですね
男性のタープ やっぱり風雨には弱いらしい。特に風で雨が吹き込むとかなりきついそう。シュラフも薄手の化繊で軽量化。濡らさないためと保温性アップのために「SOLのエスケイプヴィヴィ」でブーストしてますね

湖畔のテント場は 展示即売会のような盛況ぶりになっていました

シェルターに入り一杯やる。家から500㎜のペットボトルと同量のワインを持ってきました。それにキリンさんが合わさり、飲んで横になったらいつの間にか意識が飛んでおりました

再び起きてから、夕飯のレトルトカレーを食べて池を眺めながら1日目を終了しました
Posted by myouzin1432 at 21:52│Comments(0)
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