2012年01月06日
釈迦ヶ岳に登りたかった・・・
今年の初登山は釈迦ヶ岳にいこうと決めていました。しかもテント泊。前鬼林道は年末年始、土日を除き2月末まで通行止めらしい(詳しくは下北山村ホームページ参照)。いつもなら国道169号を南下しますが、伯母峰トンネル付近は早朝夜間は路面は凍結しているようだ(上北山村のブログ参照されたし)。よって今回は国道42号線を南下しそこから309号、169号と北上するルートをとりました。前鬼林道入り口まで道路はドライでした。林道は相変わらず落石、倒木が多かったが路面自体は積雪はなかった。しかし林道終点は積雪あり!一面真っ白です。また橋の部分は凍結。車を停めて万が一のために車留をタイヤにかませました。
支度を整え6時半前に出発。雪の積もった林道を歩きます。久々の冬山装備一式。肩に食い込みます。宿坊には7時半ごろついた。あたりはシンとしている。雪は降り続いている。

トイレのところが風も当たらず雪もしのげるのでそこで休憩。水分、栄養をとる。電話で家にいまんところ無事だと報告を入れ出発。(公衆電話あり!ただ10円玉必要)。しばらくいくと小さな祠も雪をかぶっている。

前鬼の沢ツメは2回涸沢を横断しますが、積雪の量はおおい。踏み跡を頼りに進むが、先人が踏み抜いたあともある。雪で覆われた岩との隙間にはまったようだ。また木の階段は雪に覆われてわかりずらい。階段を踏み外さないようにストックでつついたりして確かめて登った。

何とか両童子岩に9時15分ごろ到着。岩の手前のルート上には倒木があって匍匐前進して進んだ。重いザックが木に引っ掛かり悪戦苦闘。

ここからが大変で積雪の量は多くなる一方でした。ふくらはぎくらいまであるし、台風の影響で夏道のルートは一部崩壊。別のルートでよじ登る。斜面のトラバースが一番気を使う。10時半ごろ稜線まで少しのところにきた。太古の辻だ・・・。稜線は見えているにここからがラッセル地獄。重い荷物で体がずぶずぶ沈む。雪は腰くらいまでありちっとも前進できない。足で踏み今度はひざで雪を踏み固めてすすむ。普段なら5分もかからないのに10メートルばかりの距離に15分くらいかかった。

やっとの思いで太古の辻へ。もうへとへと。ただ稜線に出ると今度は風が半端ない。雪煙がまいあがり視界不良

どこかで休みたいと思い、大きな岩があるのでそこで休むことに。スノースコップで雪を削り平坦にする。サーマレストを敷き座りお湯に栄養補給。それと次の工程を考えた

およそ40分くらいで深仙の宿。ただこれは夏のことでこのラッセルと視界不良のなか行けるか不明。しかも斜面のトラバース。雪崩の可能性もある。 行くか?撤退するか?悩んだ挙句撤退を判断。やはり単独では危険すぎると思いやめました。時刻は11時。下山にはまだ間に合う。急いで撤退準備。下りで驚いたのが自分のつけたトレースがもう消えかかっていること
。まさかこんなに早くなくなるとは。下りでは数回踏み抜いてしまい、危うく滑落しそうになる。斜面が一番気を使います。階段もわかりにくくて神経をすり減らしました


やっとの思いで両童子岩に。一安心した

今回の冬装備 ワカンジキ、アイスアックス、スノースコップ、などです。トレッキングポールにはスノーバスケットをつけます。
ただスノーゴーグルを忘れてきてしまいこれは反省。吹雪の時必携です。(晴れのときも)
宿坊に13時前に着いた。今日はここでテントを張ろうと考えていましたが雪がやむ気配なし!こうなると今度は車が心配になってきた。明日になって缶詰になったらシャレにならんと思い車まで戻ることに。


行者堂にお参りしてから宿坊を後にします。さよならまた挑戦させていただきます
林道をくだり車は白い化粧がほどこされていた

あたり一面真っ白、これからスノードライブです

帰りに不動七重の滝を見ましたが相変わらずの水量・・・豪快です

以上初登山は撤退という結果になりましたがいい経験でした
ここから次は玉置神社方面に向かいました ここもえらことに・・・
支度を整え6時半前に出発。雪の積もった林道を歩きます。久々の冬山装備一式。肩に食い込みます。宿坊には7時半ごろついた。あたりはシンとしている。雪は降り続いている。
トイレのところが風も当たらず雪もしのげるのでそこで休憩。水分、栄養をとる。電話で家にいまんところ無事だと報告を入れ出発。(公衆電話あり!ただ10円玉必要)。しばらくいくと小さな祠も雪をかぶっている。
前鬼の沢ツメは2回涸沢を横断しますが、積雪の量はおおい。踏み跡を頼りに進むが、先人が踏み抜いたあともある。雪で覆われた岩との隙間にはまったようだ。また木の階段は雪に覆われてわかりずらい。階段を踏み外さないようにストックでつついたりして確かめて登った。
何とか両童子岩に9時15分ごろ到着。岩の手前のルート上には倒木があって匍匐前進して進んだ。重いザックが木に引っ掛かり悪戦苦闘。
ここからが大変で積雪の量は多くなる一方でした。ふくらはぎくらいまであるし、台風の影響で夏道のルートは一部崩壊。別のルートでよじ登る。斜面のトラバースが一番気を使う。10時半ごろ稜線まで少しのところにきた。太古の辻だ・・・。稜線は見えているにここからがラッセル地獄。重い荷物で体がずぶずぶ沈む。雪は腰くらいまでありちっとも前進できない。足で踏み今度はひざで雪を踏み固めてすすむ。普段なら5分もかからないのに10メートルばかりの距離に15分くらいかかった。
やっとの思いで太古の辻へ。もうへとへと。ただ稜線に出ると今度は風が半端ない。雪煙がまいあがり視界不良
どこかで休みたいと思い、大きな岩があるのでそこで休むことに。スノースコップで雪を削り平坦にする。サーマレストを敷き座りお湯に栄養補給。それと次の工程を考えた
およそ40分くらいで深仙の宿。ただこれは夏のことでこのラッセルと視界不良のなか行けるか不明。しかも斜面のトラバース。雪崩の可能性もある。 行くか?撤退するか?悩んだ挙句撤退を判断。やはり単独では危険すぎると思いやめました。時刻は11時。下山にはまだ間に合う。急いで撤退準備。下りで驚いたのが自分のつけたトレースがもう消えかかっていること

やっとの思いで両童子岩に。一安心した
今回の冬装備 ワカンジキ、アイスアックス、スノースコップ、などです。トレッキングポールにはスノーバスケットをつけます。
ただスノーゴーグルを忘れてきてしまいこれは反省。吹雪の時必携です。(晴れのときも)
宿坊に13時前に着いた。今日はここでテントを張ろうと考えていましたが雪がやむ気配なし!こうなると今度は車が心配になってきた。明日になって缶詰になったらシャレにならんと思い車まで戻ることに。
行者堂にお参りしてから宿坊を後にします。さよならまた挑戦させていただきます
林道をくだり車は白い化粧がほどこされていた
あたり一面真っ白、これからスノードライブです
帰りに不動七重の滝を見ましたが相変わらずの水量・・・豪快です
以上初登山は撤退という結果になりましたがいい経験でした
ここから次は玉置神社方面に向かいました ここもえらことに・・・
Posted by myouzin1432 at 10:12│Comments(6)
│登山
この記事へのコメント
新年明けましておめでとう御座います。
新年早々の雪山ですね。
途中相当危険な所があるル-トです、夏道しか知らなく去年の水害で大きな崩れ沢に下りる傾いたハシゴ辺は恐ろしいですね。
今年もブログ楽しみにしています。
新年早々の雪山ですね。
途中相当危険な所があるル-トです、夏道しか知らなく去年の水害で大きな崩れ沢に下りる傾いたハシゴ辺は恐ろしいですね。
今年もブログ楽しみにしています。
Posted by 紀州のカモシカ at 2012年01月06日 11:19
新年あけましておめでとうございます
太古の辻で大荒れの大峯奥駈道の表情が見れました
単独で行ってはなんですが相当危険でした(笑)
今年もよろしくお願いいたします
初詣は熊野三山を回ってしまいました。近々アップします
太古の辻で大荒れの大峯奥駈道の表情が見れました
単独で行ってはなんですが相当危険でした(笑)
今年もよろしくお願いいたします
初詣は熊野三山を回ってしまいました。近々アップします
Posted by myouzin1432 at 2012年01月06日 13:07
いやー、刺激的です(笑)
アクティビティあやかりたいです:-)
アクティビティあやかりたいです:-)
Posted by nikkor14d at 2012年01月06日 19:07
nikkor14dさん、新年あけましておめでとうございます
新年早々フルパワーで登りました。中判カメラも持っていきましたが悪天候で出番なし。単なるバラストと化してしまいました。翌日は筋肉痛にみまわれ体がギクシャクしましたよ(笑)
今年もよろしくお願いいたします
新年早々フルパワーで登りました。中判カメラも持っていきましたが悪天候で出番なし。単なるバラストと化してしまいました。翌日は筋肉痛にみまわれ体がギクシャクしましたよ(笑)
今年もよろしくお願いいたします
Posted by myouzin1432 at 2012年01月06日 20:17
いやー
新年早々、村内へ来られてましたか。
それもテントかついでとは恐れ入りました。
村民は誰も行かないでしょう。
土日除いて通行止めも知らなかったです(笑
足下装備はアイゼンなしでワカンだけで行けました?
急な階段が多いので
下りも大変だったのでは?
今度はちょうど太古の辻まででも、登ってみようかと思ってたので、非常に参考になりました。
こちらも、正月早々明神平手前でラッセル強いられ
敢えなく撤退しました。
トレースがほとんど無いとキツイですね。
新年早々、村内へ来られてましたか。
それもテントかついでとは恐れ入りました。
村民は誰も行かないでしょう。
土日除いて通行止めも知らなかったです(笑
足下装備はアイゼンなしでワカンだけで行けました?
急な階段が多いので
下りも大変だったのでは?
今度はちょうど太古の辻まででも、登ってみようかと思ってたので、非常に参考になりました。
こちらも、正月早々明神平手前でラッセル強いられ
敢えなく撤退しました。
トレースがほとんど無いとキツイですね。
Posted by woody at 2012年01月09日 20:35
woodyさん、あけましておめでとうございます。この日は誰とも会いませんでした。林道入り口に通行止めの看板がありましたが、ホームページの掲載内容を信じて突入した次第です。
足元装備は、アイゼンは必携です。できれば前爪があったほうが無難です。ワカンはもっては行きましたが使いませんでした。最後の太古の辻手前のラッセルの時使えばよかったと今になって思いました。本当は太古の辻から釈迦の稜線で使いつもりでいましたから。
登山道はテープがあるから道迷いは少ないと思います。が、紀伊半島豪雨で夏道が崩落していましたから一部直登です。狭く細い竹?のような生えたところを登りました。倒木も注意してください。匍匐前進です(笑)
下りが要注意です。特にトラバースでの踏み抜きに注意してください。階段も雪で覆われてステップがわかりづらいです。階段と階段の隙間に足を突っ込むと痛いですよ。トレッキングポールやピッケルで足元を確かめておりましょう。
明神平もえらい雪ですか!スノーシュートレックしたい気分まんまんですがたどりつくまでが大変ですね
足元装備は、アイゼンは必携です。できれば前爪があったほうが無難です。ワカンはもっては行きましたが使いませんでした。最後の太古の辻手前のラッセルの時使えばよかったと今になって思いました。本当は太古の辻から釈迦の稜線で使いつもりでいましたから。
登山道はテープがあるから道迷いは少ないと思います。が、紀伊半島豪雨で夏道が崩落していましたから一部直登です。狭く細い竹?のような生えたところを登りました。倒木も注意してください。匍匐前進です(笑)
下りが要注意です。特にトラバースでの踏み抜きに注意してください。階段も雪で覆われてステップがわかりづらいです。階段と階段の隙間に足を突っ込むと痛いですよ。トレッキングポールやピッケルで足元を確かめておりましょう。
明神平もえらい雪ですか!スノーシュートレックしたい気分まんまんですがたどりつくまでが大変ですね
Posted by myouzin1432 at 2012年01月10日 08:49