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2012年07月28日

白馬から五竜まで DAY3 不帰ノ嶮を越えて

3日目も3時起床。夜中も強風は収まらず今日も強い風。テントから外を見ると星空が!視界が良い。朝食をとり素早く撤収し、みんな日の出を待っておりました。
夜明け間近のキャンプ場

テントを撤収し私もしばらく撮影し、五竜に向けて出発。山荘から少し上がったところから、剱岳がくっきり見えたビックリ

黄金色の雲海

みんな立ち止まって撮影。

天狗の大下りまではなだらかな尾根道。天狗の頭をこえてから急な下りのスタート。標高差300Mを一気に下ります。岩屑の斜面で脆い。浮石多し。落石に注意が必要。

鎖場を慎重に

途中から不帰の嶮の岩峰が要塞のように見えてきます。どこから取りつくのかここからではわかりまへん。



まずは鎖に導かれ登ります

そこから鎖伝いにトラバース。足の置き場は狭い

アングルの橋をわたり信州側へ回り込みます。変に隙間があって怖かったよ

そこから再び登り返す。まだまだ登りますよ~



そしてようやく不帰二峰北峰へ

南峰まで行きそこでザックを下ろし休憩。一安心しました。
越えてきた不帰のキレットを眺める

ここから唐松岳までもうちょっとひと踏ん張りです。9時過ぎに唐松岳の頂上に。ここから次の五竜岳が見える。相変わらずのどっしりとした山容。 筋骨隆々です

唐松岳頂上山荘

振り返ると白馬方面がくっきり見える

唐松岳から山荘までは高山植物の女王「コマクサ」の群生地。

山荘で小休止し、五竜への尾根道へ。前半の牛首の岩稜帯が難所。滑落注意です。ストックをしまおうと呼びかける看板もあります(笑)



尾根の途中から見える五竜岳。この角度が好きドキッ

また、途中の道で大きな蝶と遭遇。何ていう名前なのだろう。綺麗でした。水色の模様です。

ハクサン?シャクナゲも見頃でした

12時半に五竜山荘に到着。やっとこさ着きました。三脚かまえてなんやらしてると結構時間を取られました。

五竜山荘はこれで3回目の訪問。ここのテント場は狭い斜面にあります。最下段にテントを張りました。ここのテント場はフラットな地面が少ない。寝るとき傾斜があるとなかなか寝付けないですよ。ですからかなり吟味しました。
テントの設定も終わり、麦酒の誘惑に完全に負ける。私はキリン派

五竜山荘は大盛況。小屋泊まりの登山客も多い。テント客も多い。みんな日が落ちるまで賑わっていました

今日の夕飯はトマトリゾットを食べて就寝。明日の五竜岳登頂に備えます

余談:五竜山荘で人気のTシャツ「山と酒」

おひとついかが?  


Posted by myouzin1432 at 21:21Comments(2)登山

2012年07月28日

白馬から五竜まで DAY2 白馬三山

2日目は3時に起床し、小蓮華山付近から早朝の白馬岳を撮る予定。テントから外を見ると星空が見える。やった!ラッキー!最初はそう思っておりました。テントを撤収し白馬大池山荘を4時半出発に出発しました。この時はまだ視界は良かった。
小蓮華山への尾根道

白馬大池山荘を見下ろしながら高度を上げていきます。しばらく進むと、ライチョウを発見。2羽いました。LUMIX FT3でなんとか撮影できました。ザックを背負ったままうつ伏せになり見下ろす感じで腕だけ伸ばして撮影。ライチョウとの距離は1メートルくらいです。こんなに近くで見ることができたのは今回が初めてです。非常に幸運。

気を良くして進むと白馬岳方面になにやらガスが立ち込めてきました。まさか・・・と思ったら瞬く間にあたり一面白い景色状態に。天気予報では晴れと聞いていたのに残念。しかもすごい強風!気を抜くと風で体が持って行かれそうになる。涼しいを超えて、立ち止まると寒い!

これじゃ撮影どころではないので、先に進むことに。三国境に7時に到着し、ちと休憩。そこから1時間で白馬岳に登頂しました。しかし、視界はほとんどないガーン

白馬岳初登頂はガスの中でした・・・。山頂にいても寒いだけなので、先に進みます。ここから下って白馬山荘に。今日の私の行程では時間は余っているので、折角だし「レストラン スカイプラザ 白馬」に立ち寄りました。木の温かみのあるレストランで、晴れた日にはさぞ素晴らしい景色が見れるんだろうと思います

おなかもすいたので「ケーキセット」を注文しました。チョコケーキに珈琲です。こんな標高の高いところでいい食事ができるなんて贅沢です。


支度を整えて出発。村営頂上宿舎を通過。ここのテント場は窪地にありました。


途中からちらっと白馬岳

杓子岳へ登り

白馬大雪渓を見下ろす。人のラインができていました。


よく写真にでてくる杓子岳の斜面。生憎のガスですが・・・

鑓ヶ岳の山頂を踏み鑓温泉分岐を13時に通過。天狗山荘営業中の看板もありニコニコ
天狗山荘手前の雪渓が下りでいやらしかった。しかもガスで視界がなくて不安になる。雪に赤でペイントしてくれてあるけど。
雪渓を進むと突然山荘が現れた。天狗山荘です。よかった、無事着いた。13時半到着。

手続きを済ませテントを張る準備に。しかし強風でテントが飛ばされそうになる。設営するときが一番弱い。なんとか設営しテントの中へ入る。薄い生地だが風雨から身を守ってくれるのでホッとする。暖かく感じる。
天狗山荘のテント場はこんな感じ

私の前にテントを張ろうとしたおっちゃんは強風で設営できず撤収してしまいました。以前にも同じ経験が頂上宿舎のテント場でもあったらしく、その時は強風であおられたテントで骨折したそうな・・・。この日はずっと強風でした。
 夕飯の支度にために水場へ。ここは雪解け水を使用しているようで、豊富!しかもものすごく冷たい!ただこの天気じゃね・・・。今日は和牛カレーに、鮎の甘露煮にオニオンスープ。デザートは濃厚な「北海道ぷりん」。そして家から持ってきたワイン。プラティリザーブに入れてきました。ザックの重さの原因の少しは「酒」でございます(ふふふ)

明日は不帰の嶮を超えなくてはなりません。この日の内にレトルト類、酒などバラストを排出します。2日目はテントを叩きつける強風でなかなか寝付けませんでした
  


Posted by myouzin1432 at 16:39Comments(0)登山

2012年07月28日

白馬から五竜まで DAY1 栂池~白馬大池山荘

告知どうり、後立山連峰を縦走してきました。3泊四日の行程。夜中に車でひたすら走る。豊科ICで降りて道の駅「白馬」で仮眠しました。栂池高原の無料駐車場に車を停めて(ゴンドラ乗り場から少し離れています)、栂池パノラマウェイの乗り場へ。すでに登山者が並んでいました。今回のザックは軽く20キロを超えています。ま、ほとんどカメラ機材が錘です。カメラの三脚もあるし・・・。

ゴンドラとロープウェイを乗り継いで、栂池自然園へ一気に標高をあげ、栂池自然園を8時に出発しました。樹林帯のなか、汗がしたたり落ちます。やっぱりザックが重い・・・。何とか最初の1時間は持ちこたえ天狗原に到着。ここは湿原で平らな場所。ここから先、乗鞍岳への急登が待っています。

乗鞍岳へは雪渓を登らなくてはなりません。6本爪アイゼンを装着し登ります。しかも結構急!

雪渓を登りつめると、傾斜が緩やかになり乗鞍岳のケルンに着く。ここから少し下ると今日の幕営地の白馬大池山荘が見えた。池の畔に赤い建物。

ゴロゴロした岩の上を下りながら池の淵をトラバースします。11時前に到着しました。山荘の周りは高山植物が咲き誇っていました。とてもロケーションの良い場所で気分も最高。テントの設営場所は、学生の団体がうるさそうなので端っこに張る。

チングルマ

ハクサンコザクラ

池を眺め、「プシュー!」と一杯。初日はのんびりしながら速攻眠りにつきました。  


Posted by myouzin1432 at 12:21Comments(2)登山