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2012年11月28日

今年最後の大台ケ原

11月末で大台ケ原線は閉鎖されます。その前にもう一度行っておきたいと思い出かけました。目標は霧氷を見ること。夜中に出発し駐車場を目指します。お月様は満月で夜中でも明かるい。ドライブウェーは凍結や積雪を考えていたが大台ケ原駐車場までほとんどドライアスファルト。(一部ブラックアイスバーンがありました(恐!))駐車場に5時ごろに到着。数台車が停まってた。日の出は6時半過ぎなのでしばらく車の中で仮眠。車の外気温計は氷点下2度ほど。すぐに車内が寒くなります。
 6時に出発し日出ヶ岳方面へ。展望台で日の出を待つ。熊野灘からの日の出はすばらしく美しかった。

 運がいいとここから富士山が見えるらしい。

日出ヶ岳の展望台下の風の当たらないところで休憩。三角点には賽銭が・・・。よく盗られないものだ・・・

 頂上から正木嶺方面 霧氷はごくわずか・・・


正木嶺でほんのちょっと霧氷。小さいケド・・・
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正木嶺から熊野灘を望む この日は風は穏やかですごしやすい


ここから大蛇嵓までひたすら歩く。凍結したハイキングコースで滑ったりガラス細工のような大きな霜柱を壊してみたりとぶらぶらしながら・・・。大蛇嵓から大峯を望む。大峯山系も白くなっていなかった

滑ると怖いところ。柵がなかったらスリルは超弩級でしょう


引き返してシオカラ谷経由で駐車場へ戻ります

黄葉の時期とは大違い。閑散としています。売店もすでに閉まっています。奈良県警の車が来てたのが気になりましたが・・・。

地図案内板の間違い  ローマ字表記がちがっているような・・・

約5時間のハイキングを楽しんで帰る。次に飯高の泰運寺の黄葉を見にいきました。ここの寺への道は狭く対向車をやり過ごすのに苦労した。黄葉の時期はすこし過ぎてしまったようだが、まだ大丈夫そう





 今回はファイントラックのフラッドラッシュパワーメッシュインナーグローブを使用してみました。

グローブの汗冷えの軽減が本来の目標ですが私は違う目的で購入。モンベルのアウトドライレイングローブの裏地が私の下手な?手洗いで剥離しまして、グローブを外すとき裏地も一緒に引っ付いてきて次にグローブをはめるときなかなか指先まで通らないのに苛立っていました。それで購入した次第。効果はアリでグローブの着脱が楽になりました。

もちろん手はドライな状態!ニコニコ

帰路に奥香肌峡ホテル「スメール」で温泉に入りに行きました。水曜日は厄介で、入之波温泉や道の駅飯高の温泉は休み。
ここはホテルなので年中営業しています。温泉に入りお昼ご飯にしようと思ったがレストランは準備中ガーン道の駅飯高まで車を走らせると隣のラーメン屋の看板が「営業中」の文字が!ラッキー!

ご飯ものがとても食べたかったので「チャーハン」を注文

思えば久しぶりに炒飯を食べました。とてもおいしかったです。一緒についてきたスープも絶品でした

 来月の中旬に今度は国道309号線が冬季閉鎖。それまでに八経ヶ岳にいくか、台高山脈のとあるところに行こうか検討中  


Posted by myouzin1432 at 20:00Comments(0)登山

2012年11月10日

晩秋の鳳凰三山テント泊 DAY3

三日目は3時に起床。今日は薬師岳から日の出を見たいから出発を早くする。食事をさっさと済ませ、4時小屋を後にした。
日の出は6時過ぎなので当然暗い。真っ暗な森の中をヘッドライトの明かりを頼りに歩く。昨日はあまり寝付けず、しかも動物の訪問で目が覚めてしまった。テントのすぐ隣まで来て「ギャーギェー」と奇声を上げながら走り去っていきました。一瞬ドキドキしました。クマじゃなくてホントよかったと後からになって思った。
暗い森の中を歩くが物音ひとつしない・・・・。聞こえるのは自分の足音と息遣いだけ。足を止めると「シーン」としている。あまりの静けさが逆に怖い。5時過ぎに薬師岳小屋に着いた。
 韮崎市の夜景(ちょっとぶれてますけど・・・)


砂払岳の岩場は暗くて分かりにくい。ペンキ印が唯一の目印。これがないと分からないだろうな~

薬師岳に近づくにつれて夜が明けてきた。富士山もすっきり見えラッキー

 薬師岳付近でいろいろ写真を撮りました



ここで来年の年賀状の文面を飾る写真もゲット!鏡餅

7時過ぎに下山を開始しました。ここから青木鉱泉まで約4時間の行程。ルートは樹林帯の中で分かりやすいです。

中間ポイントにある御座石。これも巨岩。ドンドコ沢にも同じような大きさの岩がありました。そしてきまって「木」の棒が支えるようにはめてありました。絶対支えられる訳ないのに・・・ニコニコ

下るにつれて笹の生い茂った道になる。植生も下るにつれて変わってきます。

林道との合流ポイントにて休憩。寒い日には、甘酒やココアを飲んで気力回復
サーモスの水筒を愛用しています


10時半過ぎに中道登山口に降りた。情報通り廃屋がある。ここから林道を歩き青木鉱泉に戻る

ここの林道の黄葉がすばらしく、立ち止まる回数が多くてなかなか青木鉱泉にたどり着けない(笑)。山一面が赤や黄色に染まっていました。それに青い空。なんて贅沢なひと時だろう
針葉樹?の黄葉も一興です



青木鉱泉には近道を利用して11時半過ぎに着いた。車に戻ると私の車だけ放置車のように落ち葉だらけになっていた

 家に帰ってからこれを取り除くのが大変。ボディの隙間に入ったやつがなかなか取れなかった。

車のワイパーには紙がはさんであり、青木鉱泉にて未納分の駐車料金を支払う。750円/日で三日分を支払う。本来なら初日に払うべきなのだが、朝早くて開いていないように思えた。一旦車に戻り、日帰り入浴の準備。汗臭い服とおさらばしたい。青木鉱泉の温泉は一人1000円とちと高い気がする・・・。施設も当然ながら昔風なので古いです。脱衣所では貴重品を入れるコインロッカーみたいなものがなくて私はビニル袋に入れて風呂に持ち込みました。といっても私一人だけでした。温泉は冷めるのを防ぐために銀マットを敷いてあります。

一枚だけ取ってそこにつかりました。お湯の温度はちょいと熱めで今の季節にはちょうどいいのかもしれません。ちなみにシャンプーなどの類はナシ!あるのは小学校の頃よく使った石鹸があるのみ。これで洗髪や体、髭剃りをしました。お湯もなかなか出なくてプッシュ式蛇口を押し続けなくてはなりませんでした。1000円も出してそれはないだろう~!と思う方もいるかもしれませんね。しかし青木鉱泉の場所が場所だけにスーパー銭湯と比べるのはよくありません。体もさっぱりして温まりました。脱衣所にはドライヤーもないわけで長髪の方は長いことかけて天然乾燥するこことなるでしょう。

  靴を履きふと受付のポスターを見ると「山ガール」のポスター。

 なぜかラインを強調するかのような山ガール。ちょっとセクシーに見えるのは気のせいか・・・ドキッ。服装自体はだいぶ前のファッションだし、バックパックも昔のもの。後ろの三角屋根のテントもそう。けどポスター自体は色褪せていなかった。

13時前に青木鉱泉を後にする。行きは暗くて雰囲気が分からなかったがここの林道の紅葉はすばらしかったです。見渡す限り燃えるように赤く染まっていました


帰り道にはたくさんのニホンザルと遭遇。彼らも顔が真っ赤でした。人里近くまでいたので、それで畑に電気柵がめぐらされていたのはそのためでしょうか?
 
 ここから甲州街道を南下し富士五湖の一つ「精進湖」を目指す。南アルプスとをこれでお別れ。


 途中のコンビニでおなかがすいたのでパンを購入。コンビニの後ろは崖のようですが、この地形は鳳凰三山の稜線からも見れました。この崖のようなのが甲州街道沿いに一直線に伸びていて分断されているようなカタチでした。近くで見ると落石防止のネットが張られているところもあり結構脆いのか。

 精進湖には15時に着いた。ここも黄葉がきれい。湖でカヌーに乗って釣りをする人やオートキャンパーが余暇を楽しんでいました

ここから朝霧高原経由で富士市へ。大きな富士山が目に飛び込んでくる。道路沿いの注意標識には「富士山に見とれるな!」とありました。いや、絶対脇見してしまうな。

ススキの平原のなかの富士山。車を停めて写真に収める人が多数いました。

帰りは新東名を走る。ぜひ走ってみたかった。快適な3車線(2車線区間もあり)。途中立ち寄ったのは静岡SA下。ここは静岡ならではのお店があります

マニアには必見のところ。「木馬」(ホワイトベース)の手ぬぐいなんかいいなあと手に取って値段をみると、1680円もする。高い・・・。何も買わずに去りました。

ここから次に浜松SAに寄る。新東名はSAとPAの客の入りが全く違うように思える。PAはスカスカでした・・・。(今回だけではそれは分かりませんが)。 また、車の駐車の誘導はなかなか考えられたものでした。最初は分かりにくかったけど。

以上3日目終了。充実した鳳凰三山でした。来年の夏はお隣の「白峰三山」がいいなあ  


Posted by myouzin1432 at 16:02Comments(2)登山

2012年11月10日

晩秋の鳳凰三山テント泊 DAY2 

夜中から風がうなりをあげている。時たまくる強い風がテントを揺らす。昨日の18時から寝て目覚ましをかけて4時には起きたがまた寝てしまい5時に起きた。久々に11時間くらい寝てしまった。よく寝た~。6時に出発。風はゴーゴー音がするほど強い。テントの中は氷点下2.7度まで下がり、寒いから起きるのが億劫でした。

朝日がまぶしい。今日も晴れ!


道は分かりやすい。目印もかなりあるし。地蔵岳に近づくにつれ砂地の登りとなり歩きにくい。足を取られる。


賽の河原には7時40分に着いた。台風並みの暴風で立っていられないほど。2回風で飛ばされる。巻き上げる砂塵で口の中がシャリシャリするし。飛んでくる砂粒が顔に当たり痛い。

オベリスクは近くで見ると小さく見える。チューリップの花のような形。ここのてっぺんは登れるらしいが強風なので途中で断念。というか「ちゃんと降りられるか?」という恐怖にかられたのも事実


 赤抜沢の頭にでて壮大な南アルプスの景色を堪能できた。白い衣を纏った北岳や間ノ岳の白峰三山など眺望ばっちしテヘッ
赤抜沢の頭から見たオベリスク

ヤセ尾根の高嶺方面

間ノ岳と北岳


ここから次に標高2840.4Mの観音岳へ向かう。稜線上には台風並みの風に耐えて生き抜くカラマツの生き様が見れた。



途中の登山道から見えた甲斐駒ケ岳と地蔵岳。甲斐駒の山容がかっこいい。あの右に延びる尾根が黒戸尾根?

観音岳に11時到着。ここから薬師岳、そして奥にそびえる富士山がいい絵になる


薬師岳には12時前に着く。ここから青木鉱泉分岐の「中道」が伸びている。ここからも北岳の眺めがすばらしい


ちなみにこの時の服装は、上はインナーにモンベルのジオラインM、ミッドレイヤーやモンベルのサーマラップアクションジャケット。(これはフリースでもよかった)。アウターはストームクルーザーにしました。
下はサポーテックタイツに、ジオラインMのタイツ(2日目、3日目に着用)、アウターはアルパインサーマシェルパンツです。
防風性、保温性に万全を整えたカタチですが率直に言って暑かった。もう少し薄着でもよかった。

薬師岳から5分で薬師岳小屋。ここも11月は週末営業のみのようです。ここは幕営不可。水場無。


ここから南御室小屋まで約1時間の下り。登山道は樹林帯の中に入り風の影響も受けず快適。道自体も分かりやすい。薬師岳小屋からすぐの砂払岳の岩場のみ注意が必要か。巨岩の多い稜線ですね、ここは。13時に南御室小屋に到着。方向小屋と同じくすぐに水の確保に向かう。ここや小屋のすぐ隣に水を引いていて安心。



キャンプサイトにテントを張る。樹林帯の中、ここだけひらけていてとても心地よい場所。

携帯電話は小屋が発電中はFOMAはOKのよう。小屋の男子小トイレの先の細い道をいきひらけた場所ならドコモ、AUは大丈夫なようです。実際自分のドコモは電波通じました。
ここも小さな素泊まり小屋があり、小屋の主人不在時にはここに泊まることも可能のようです。利用料は1000円。口座に振り込んでくださいと張り紙がありました。
 テントに戻りカメラの掃除。今回はマミヤの標準レンズ80mmと150mmのレンズを持参。

シュラフはモンベルの3番ですが、保温性を上げるためシュラフカバーも持ってきました。モンベルのブリーズドライテックスリーピングカバーです。180gと同社のゴアテックスのよりかは軽量。

 晩御飯は豚の角煮丼。甘辛いタレでとてもおいしい。それに中華野菜スープ。2日目も日本酒で一杯やりました。

以上2日目終了です。明日は青木鉱泉に下山するのみ  


Posted by myouzin1432 at 14:31Comments(0)登山

2012年11月10日

晩秋の鳳凰三山テント泊 DAY1

南アルプスは鳳凰三山へ行ってきました。夜中に中央道をひた走ると、事故渋滞に巻き込まれだいぶロスした。途中八ヶ岳PAにて仮眠しようとしたが、標高の高いPAなので寒い。アイドリングで暖房もできたが、ガソリンがもったいない。早々に切り上げて登山口の青木鉱泉に向かった。途中の林道は凸凹が多々あり走りにくい。5時ごろ到着し6時に出発しました。鳳凰小屋や南御室小屋のブログを見ると最低気温は氷点下。標高も高いので冬山装備で向かうが、久々の冬山テント泊の装備は重く肩にのしかかる!特に服が重くなるし嵩張る。一応アイゼンは持っていきましたが、全く必要ありませんでした。
<紅葉真っ盛りの青木鉱泉> 

紅葉の時期ぴったりのようできれい。紅葉した木々から登るにつれて植生が針葉樹に変わっていきます

砂防堰堤を越えて登って行く。ドンドコ沢は滝の部分から傾斜がきつくなってくる。重いザックに息が上がります。沢のところで休憩。冷たい沢の水でのどを潤す。そういうやここは南アルプス。「南アルプスの天然水」飲み放題です。

滝への展望台へ向かう道がいくつかありましたが、「五色の滝」だけ行きました。

ここは滝壺までおりられるのだが、寒くて行く気になれず・・・。立ち止まると冷たい風を受けて温まった体が急に冷める。ここから上は傾斜が緩やかになってきた。鳳凰小屋に近づいてきたようだ。登山道はたくさんの人が登られているのだろう、洗掘(センクツ)が激しい。ふと下を見ると霜柱。

さらに登るとひらけた沢に出る。そこからシンボリックなオベリスクが見えたニコニコ

正午過ぎに鳳凰小屋に到着。小屋は11月からは週末営業のよう。よって人はいなく閉鎖されていました。小屋の隣にはキャンプサイトが広がっている。混雑時にはここがテントで埋まるようだ。まずは水の確保に向かう。観音岳に向かう沢のところが水場。小屋から1分!巨岩の下から水があふれ出ています。寒いので一部凍っていた。

冷たい水を浄水器で濾過してプラティパスに2リットルいれる。次にテントの設営。キャンプサイトの1段高いところに張りました。今回のテントは久々にブラックダイヤモンド「ハイライト」を使用。前室を取り付けず使用しています。一人で使うには広い。このテントは静電気で集塵機のごとく落ち葉などがくっついてくるのが問題。


 人の気配のない鳳凰小屋

冬季小屋もあるんですね。中は暗く狭い・・・。(当然ですが)雪に埋もれないよう高床式ですね。


テントに戻りリラックスモード。不眠不休でここまで来たのでどっと疲れがきた。冬のテント内での必需品のゾウ足

モンベルのエクセロフトフットウォーマーです。暖かく湿気に強い繊維です。と就寝用に厚手のウールの靴下。

夕飯にはまだ早いが先に酒!

肴にビーフジャーキーを食す。酒がまわりシュラフにくるまりうとうとしていると寝てしまった。起きて夕飯の用意。少し頭痛がして食欲があまりない。五目御飯を雑炊にして胃に押し込んだ。
 この日は18時に就寝。明日は地蔵岳から南御室小屋を目指します。  


Posted by myouzin1432 at 13:10Comments(0)登山