熊野古道  雲取越 那智駅~小口~桜茶屋跡 DAY1

myouzin1432

2014年05月13日 10:40

熊野古道は中辺路、雲取越を歩いてきました。尾鷲熊野道路の利便性により新宮までとても早くなったという感じです。
JR那智駅に3時過ぎに到着。車中泊の方たちで車は一杯。少し仮眠をして4時半に出発しました。大門坂までひたすらアスファルト道がいやになります。この前の足の水泡の傷がまだ癒えていない中行っております。


大門坂を上がり夫婦杉をくぐります。何度来てもここの雰囲気は良いですね。


6時ごろに青岸渡寺に。朝のお掃除の最中。ご苦労様です

那智の滝を拝み、雲取越の入口へ

小口まで14.5㌔ 約5時間の行程(休憩とかの時間は含まないと思います)


登って行くと大きな滑り台がここが、那智高原公園なのかな?長~い滑り台を見るとテンション上がりますよね。滑り台の横の所を登り、休憩所で一休み。ツツジが満開でした。


那智大社から越前峠(870M)までほぼ登り。前半がきついです。
船見茶屋跡から那智の景色が一望できます

古道は、アスファルト林道と交差したりしていますが、道標はしっかりしているので道迷いはまずないと思います。大雲取越は一部沢沿いということもあり水は豊富にある。逆に小雲取越は1か所しかなかったように思える。

色川辻、粥餅茶屋跡を通過し、林道に合流。ここからアスファルト道を歩きます

ちょうど半分のところ。この目印や、指標はしっかりあります


地蔵茶屋跡に9時半過ぎに着いた。トイレあり、大きな休憩所もあります。中はこんな感じで、靴を脱いでしばしリラックス。


10時に出発。雲取越最高点の越前峠まであと少し。
所々にあるお地蔵さん。苔むした感じが良いですね。賽銭も新しいものから、風化してただの金属の円盤ぽくなっているものもあり

小鹿の歓迎もあり。ルート上は蛇の数のが多い。これから行く方はマムシに注意してください。動かないと体色がアース系だから木の根っこと間違えやすい。

越前峠に10時半すぎに到着。

ここから小口の集落まで延々と下り。小口の標高が65Mということなので一気に800M下ります。
余談にオークリーのファストジャケットですが、地味すぎたのでイヤーソックの部分だけ赤に変更。これだけで全然違って見える(自己満ですが)


石畳が点在する急坂の「胴切坂」で上ってくる中年男性登山者とすれ違う。しんどそうでした。息遣いが荒かった


中根の旅籠跡は蛇口のある水場。これはありがたい

ここでテントを張ってもよさそうだが、張れるスペースがわずかしかなさそうなので、小口までいきます
熊野本宮の観光案内所で買った地図「熊野本宮への道」  熊野本宮大社へ目指すために作られているので、逆の行程の所要時間などは記載なしです  山と高原地図みたいに耐水紙にしてくれているともっとありがたいのですが、そうすると販売価格100円では無理かな


ツツジやシャクナゲなど彩り豊かな季節でした

円座石(わろうだいし) 石に梵字が刻まれている。年代や背景は不明のよう
「那智」 「新宮」 「本宮」を表しているようです


13時過ぎにやっとこさ小口集落に着いた。橋の付近にテーブルがあったのでそこにバックパックをおろして一休み
看板に目をやると、雲取越えの高低差を示す図解。ここから本宮までは楽そうだ。
小口集落からの大雲取越入口

高低表。前半が一番きつい

さて、小口自然の家へむかいます。キャンプ場は広くて快適そう。管理棟に向かう。張り紙がしてあって、行った日(11日)はお休みでした 

しかも、キャンプ場は完全予約制らしく、しかも値段が・・・高くねえ?


ここでテントを張ろうとしたが、予約もしてないし、値段も高いし取りやめ。この先の小雲取越の桜茶屋跡を目指すことに。というわけで再び出発します。
小雲取越 入口。 橋を渡り、民家の間の階段を上がります

本宮まで18キロ

ワンちゃんの熱い歓迎。ちゃんと鎖で繋ぎましょう。何かあれば飼い主の責任になります


 小口から1時間で桜茶屋跡についた。ここからの眺めは最高です。テントを張れそうな場所も少しあるので安心した。ここに来るまでの途中で外国人のパーティーとすれ違う。そのうちの女性がかなり胸の豊かな人でして、疲労しきった体に再びやる気を起こさせてくれました。 
桜茶屋跡からの景色

東屋の隣で幕営します。今日は約10時間半の行程(休憩等含む) 疲れはしたがバテてはいない。結構いいペースで歩けた。

まずはワインで一杯


スリーピングマットは今回やっと山と道のU.L.Pad15s+
を使う機会になった。嵩張るので、バックパックに外周に沿わせていれています。こうすると内部のモノを衝撃から保護することもできる

クッション性はモンベルのコンフォートシステムパッドが上ですが、山と道のパッドでもしっかり寝れましたし、問題なし。サイズは足りない部分はバックパックを足の部分に敷けば何とかなるので大丈夫。無雪期にはこれで十分かもしれない。ただモンベルのエアピローと連結できないので枕がずれるのが問題かな。

夕飯はカレーに塩焼き鳥。素晴らしい眺めを堪能しながら夜を迎えシュラフに潜り込みました。
明日は天気は下り坂。登山中はもってほしいな・・・・。以上1日目終了です




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