ラッセル IN大峯 行者還トンネル付近・・・

myouzin1432

2012年12月11日 16:48

もうすぐ国道309号線は冬季閉鎖されてしまいます。その前に八経ヶ岳に行きたい!そう思い立って出発。ただ平野部でも雪の降る寒気の通過で、奈良県山間部に大雪注意報が発令されてしました。その次の日に出発したんです。
道の駅「杉の湯川上」くらいまでは順調でした。ただ伯母峰トンネル付近から積雪・凍結が目立ち始める。慎重にドライブしました
12月11日 午前4時半の大台ケ原分岐地点 伯母峰トンネル前

トンネルを通り和佐又山分岐から下り徐行速度で行きます。案の定凍結している。ゆっくり、ゆっくり下り次の和佐又トンネルに入りセーフ。国道309号への分岐は手前が橋です。ここももちろん路面凍結!ゆっくり減速してブレーキをかけたが「ズズズッ」と滑りオーバーランして停止。車の向きを国道309へ。
 ここからが本番!?

車で登って行くにつれて積雪が多くなる。ここまで2WDで頑張ってきたが、車の挙動がおかしくなってきたここが限界と思い4WDモードに!車は安定しずんずん進みます。ただ、道路の吹き溜まりの雪でだんだん四駆でも苦しくなってきた。あとちょっとでトンネルまで行けそうだったけど、あまり深入りすると危険なので、国道309号ポイント90で車を停めた。ここはタイタンが眠るルートのあるところ。待避所があるのでここに寄せた。車を180度回頭する。
KIXがつけた轍

ドアを開けてびっくり。積雪は20センチくらいある。よくここまでスタックせず来れたものだ・・・・。自分の車に歓心。
 車をデポし、ここから弥山登山口まで歩く。5:40出発。トンネルまでの雪道を進む。まだ暗いのでこの前購入したブラックダイヤモンドのヘッドライトストームが役に立つ。とても明るく見やすい。トンネル内は風が強く真っ暗でちょっと怖い感じ。人のような声が・・・・。いや空耳か・・・。巨大な氷柱があちらこちらにありました。登山口に到着し、登山届をだす。風が唸っていてこれから先が思いやられる・・・。意を決して入山。吊り橋まででも結構きつい。

橋を渡り、最初からラッセル。かないの積雪で手強い。ルートもテープを頼りに登って行った
 膝くらいまで沈む・・・

悪戦苦闘し、一人でボヤキながら進むが一向に距離を稼げない

ここは深くて腰まである。
激しいラッセルで疲れてきたので自分で押しつぶした雪を固めて穴を作り風を防いで休憩しました。積雪の量をわかっていただけるかと思います

再びラッセルを試みるが今度は胸くらいまでの雪
 GPSで現在地を確認するとまだ半分しか進んでいない・・・。一人ではあまりに時間がかかり過ぎると判断しここでやめました。
ストックの上まで雪があります。私の目線と同じ高さの雪壁が立ちはだかります。ルートはこの雪の上なんですよ・・・


下山を開始。下りは楽・・・。さくさく雪を踏み込んで進めます。
雪の波紋や雪景色は最高なんだが・・・



登山口に8時半に帰ってきた。早っ!!アイゼンを脱ぎ帰り支度。トンネル前で一枚

モンベルのアルパインウェアとグレゴリー「アルピニスト」のザック。ワカンは持っていったが使わなかった。使った方が浮力はあるのだろうけど、どの道結果は一緒のような気がする・・・。登山口の方を見ると3名の登山者。会話を交わすとどうから天川村から来たようです。車で来たけどスコップで除雪しながらやっとこさ来たそう。女性2名男性1名のパーティー。一応ルートは積雪が半端ないことを伝えました。「車でトンネルを超えて上北山村へ抜けるか?」と聞かれたのでそれは無理と答えました。私も本当は天川村の方に行って温泉に浸かりたかったのだけれどあの雪では無理です・・・。別れを告げトンネルを歩く。行きは気にもしなかったが天井を見ると大きな鋭利な氷柱があちらこちらに。これ直撃くらったら死ぬな・・・。

天井から下まである大きな氷柱はすんごい。自然の力に感動
見づらくて申し訳ないですけど・・・



東口に出て天気は良くなってきた。青空も見える。行きは暗くて分からなかったが素晴らしい白銀の世界が広がっていた
東口は凍結注意



途中トンネル内ですれ違った男性2名のジムニー。こちらのが走破性は上でしょう

ようやく自分の車に戻れた。お疲れさん。よくここまで車でこれました。さすがSUV!


帰り支度をして車に乗車。途中何台かとすれ違う。冬の景色を収めようとするカメラマン数名いました。私もついでにスナップ撮影

無事に国道169号に合流。北上します。融雪剤がまかれ夜中と違って走りやすい。途中で「柿の葉すし」を久しぶりに買った


帰路は東吉野村経由飯高方面へ。明神平への分岐地点でも除雪作業をする人の姿が。ここも結構降ったようだ。明神平もスノーシューで遊べそう。高見山は白銀の衣を纏っていた。そういや高見山はまだ登ってないな・・・


以上、撤退リポートでした      どこかの冬山で暴れたい・・・


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